西南戦争と飫肥隊〜平部きょう南の二つの日誌を読みとく◎鉱脈社：飫肥

西南戦争と飫肥隊〜平部きょう南の二つの日誌を読みとく◎鉱脈社

平部きょう南の二つの日誌を読み解く…。そしてこの二つの日誌のズレは何を語るのか？ いざ西郷起つ、飫肥隊出陣。若者たちはかく戦えり。みやざき文庫シリーズ141作目。
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この物語は「西南戦争と飫肥の物語」ですが、さて、読者のみなさん、「飫肥」なる土地はどこにあって、どういう土地だったかご存じでしょうか。今の宮崎県は江戸時代まで日向の国といい、延岡藩領、高鍋藩領、佐土原藩領、飫肥藩領、薩摩藩都城島津家私領、そして幕領等から成っていました。飫肥藩領は九州の南東部にある日向の、その南端部にあります。つまり飫肥藩は日本本土の中でほぼ最南端にある、五万一千石の小さな藩です。田舎！　と思われるでしょうが、九州の小京都と言われるほど環境に恵まれた地です。 【目次】 飫肥の地と飫肥藩 第1章　西南戦争前史 江戸末期から明治初期の変容 第2章　「政府ヘ尋問ノ筋コレ有リ」 第3章　飫肥隊の出陣 第4章　熊本城総攻撃と山鹿口の戦い 第5章　田原坂陥落と飫肥隊 第6章　城東会戦敗北から「三州盤踞策」へ 第7章　小倉處平の出征と嶠南の苦悩 第8章　飫肥隊の豊後進出と飫肥本営の降伏 第9章　敗退の道・日向路の西郷 第10章　和田越の決戦と處平の死 第11章　戦い終わって 第12章　平部俊彦の戦死と嶠南 著者／河野富士夫 四六判／並製／320

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